ここでは、Junior(ジュニア)からYouth(ユース)へ変わる年齢が対象で、U16(U17RS:X)のグループの艇種乗り換えトレーニングゾーンとなっています。
まずはYouth(ユース)に指定されている艇の紹介をしましょう。
420

National Championship平均参加艇数 約69艇 合計体重幅:85~110Kg
このクラスに乗り換える選手の多くは、ジュニア期にダブルハンドを乗っていたチームが多いようです。昨年の、420級の世界チャンピオンになったA. VOSE & M. BRICKWOODチームのスキッパーは、OP級から乗り換えたようです。世界的にもトップの地位を築いているクラスで、国内予選は非常にレベルの高い戦いとなっています。
29er

National Championship平均参加艇数 約55艇 合計体重幅:120~130Kg
ハイパフォーマンスディンギーの最初の艇で、ジュニア期にRS FEVAに乗っていた選手が多く、好んで乗り換えているようです。420クラスよりも合計体重幅があり、大型選手に適したクラスとなっています。レベルも世界トップクラスで、常に上位を占めています。彼らの先に見えているのは、49erのオリンピック選手なのでしょうね。
LASER RADIAL

National Championship平均参加艇数 約141艇 体重幅:60~72Kg
男女共にラジアルクラスに進んで行くのではなく、適正体重を超えた選手などは、LASERクラスの方に乗り換えているようです。このクラスは非常にレベルが高く、競争率が一番激しいのではないでしょうか?コーチ陣も世界で活躍した人ばかりで、非常にハイレベルなコーチングが展開されています。また、男子の中で常に鍛えられている女子も相当タフな選手ばかりです。
RS:X 8.5

National Championship平均参加艇数 約18艇 体重幅:55Kg~
ジュニア期の平均参加定数が110艇あったものが、いきなり18艇と、急激に減っているのには驚きです。それだけこの艇種が、大変過酷なクラスであることを示していると思います。修羅場の様な戦いの中から勝ち残った選手は、将来メダリストが出ること間違いなしでしょうね。イギリスには、ウインドサーフィン・フリースタイルのプロ選手が多くいますが、そちらにも選手が流れているようです。
基本的には上記4艇種が、乗り換え艇種として指定されていますが、体格や特殊艇種の関係で、下記LASER・SPITFIREの2クラスも特別枠で対応されています。
LASER

National Championship平均参加艇数 約80艇 体重幅:72~83Kg
ラジアルクラスに体重が適していない選手は、このクラスから始まります。このクラスはオリンピック種目なので、いきなりメダルを目指す選手たちと戦わなければいけない過酷な状況になります。しかし、次々に若手の選手が現れ、メダリストである選手たちも脅かす走りを見せています。この刺激がお互いを、奮い立たせ更なるレベルアップに貢献しているのでしょう。そういった化学反応もGBRの狙いなのでしょうね。
SPITFIRE

National Championship平均参加艇数 約26艇 体重幅:95~150Kg
このクラスはジュニア期にDRAGOON(HOBEICAT)に乗っていた選手の多くがこのクラスに乗り換えているようです。
それにしても、この大きさで26艇のレースは迫力あるでしょうね。一度見てみたいものです。
ここでも、このゾーンに入るためのオープン参加の合宿が2カ月間で週末6回行われ、8ヶ月(月4回)の合宿と、数回にわたる選考レースで、その年のYouth(ユース)ナショナルチームが決まります。
これまでJunior(ジュニア)でナショナルチームに入っていなくても、ここでの選考に勝ち残れば、新たに強化メンバーとして迎え入れてもらえるため、各クラス非常に艇の参加が多く、毎年激しい選考になっています。
各クラスのトップ18選手に選ばれれば、Youth(ユース)強化選手として集中して強化を図っていきます。基本的には各クラスのヘッドコーチを筆頭に、強化が行われます。
以前お伝えしましたが、420級の世界チャンピオンになったA. VOSE & M. BRICKWOODチームは、ちょうど一つ前のゾーンからこのゾーンに入ったばかりの選手で、短期間の練習で世界チャンピオンになったことになります。
それを考えると、いかに効率よく選手が育っているかが伺えると思います。
このゾーンではRYAが補助し、選手参加料は£60/8400円となっています。
このゾーンで勝ち残っていく選手は本当にレベルの高いセーリング技術を持っています。